幽霊と付き合う方法

ハートブレイク・レストラン」について
ハートブレイクレストランの隅のおばあちゃん
幸田ハルさんは、幽霊です。

20年間、なぜか自分の生まれ育った家の跡地に立っている
あまり流行らないファミリー・レストランの片隅に出没する淑やかな
奥様の幽霊。

頭脳明晰で、慎み深いわりには的確に事態の推移を
言い当てる。推理と言うより、結果からたどり着く原因までの
逆探知がすばらしい。謎自体はたいしたことではないにしても。

ご遺族というか、この世に残した子供や孫のことが気になるのは
当然だけれども、それがこの世に再登場する理由ではないところが
とても気に入っています。

この世に出で来る、生身の人間と付き合える。それは体質なのだそうです
それにどういう方に私の姿がみえるのか、本当のところはわからないのでございます。
死んだ人間、みな、幽霊になるわけではないのと同様に体質のようなものじゃございませんか。


私の実家の女性たちは、私以外はみな、霊感が強い体質と当人たちが言っている。

わたしには、霊感はありませんが、
わが母親の実家は不思議な霊感の持ち主の集合体です。
面白いことに、彼らはそれが家族全員にあって当たり前のように考えているらしい。
そして、何があっても自分を見失うことはない。
付き合いがあるのは、全て血縁者らしいので、電話がなくてもお互いの消息を知り
しかも、普段は干渉しないのに、いざという時にコンタクトできるらしい。


しかも、女性は嫁いだ先の先祖ともコンタクトも出来るようになる。
しかも、嫁が姑の姿をとてもよく見る。母の場合、父が12歳の時にお産で
なくなった祖母。母親として子供を残してなくなるほど、この世に思いを残す
ことはないと思います。しかも、雑念がないというか、純粋な気持ちで
頑張って、この世に姿を現すせいか、全く生きている人間と同じ気持ちで
向かい合えるそうです。よい霊は怖くない。


息子に話しても埒があかないことも多いようで。

て!今の生活をしみじみ噛みしめてどうするんだ。自分!!

なくなったお母さんの魂が訪れたら、もっと感動するとか、ありがたがるとか
そんな気持ちを持って欲しいのだが、みんないたって平気。
そういう付き合い方する人たちもいるのです。



閑話休題。

幸田ハルさんも、なんだか生きていようか亡くなっていようが、随分楽しい思いで
この世に登場するみたい。恨めしいとか、これだけは伝えたいと言うように
強い思いに引き摺られて出てきたという設定ではないので、主人公の寺坂嬢と
対等の付き合いを楽しんでいるし、他の人物ともお付き合いが出来る。。

多少、寺坂嬢の持ち物を使わせてもらいたいと言う気持ちがあったことは
最後に分かりますが、長いお付き合いになり、
「きッかけはどんなことであれ、あんなにいくつも問題を解決して
いただけたら、それは好意だし、友情だと思います。」

と言う関係を築くことになる。

人間であれ、幽霊であれ、動物であれ、妖怪であれ、
いつまでも続く人間関係は、どのようなものであっても
常にただ、お互いに真実に尊敬しあっているかどうかに
かかっている。

ヴァイツゼッカー氏の受け売りですが。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント