Pinist Meets Piano

今日何気なく、NHKーBS1のニューヨーク街物語を見ていたら、
古いピアノの修復についての放送でした。

古ピアノの音色ひびいて

マンハッタンの57丁目界隈は、クラシック音楽の中心地。


その代表が1891年にチャイコフスキーの演奏で産声を上げた、
カーネギーホールです。そんな街の一角に、小さなピアノ店があります。
この店で売っているピアノは、20世紀初頭に作られたビンテージものが
中心です。店のオーナー、レイジンガー兄弟が入念な修復作業で
よみがえらせました。一台ずつ手作りだった当時のピアノの音には、
その後工業製品となってしまったものにはない、深い味わいがあるといいます。
レイジンガー兄弟は、100年前のピアノをよみがえらせることのできる、
数少ない職人です。古ピアノに新しい命を吹き込む、レイジンガー兄弟の
こだわりを追いました。


この番組の中で、レイジンガー兄弟が決して売ることのない
100年前の古いピアノが紹介されました。
イギリス・ハル市のコンサートホールに置かれていたピアノです。
第二次世界大戦のときに市街のほとんどが空爆により
破壊された街にあって、生き残り、そして、瓦礫の中から
立ち上がる人々のために、多くのピアニストが魂を込めて
演奏し続けたピアノなのだそうです。

修復を始めた時は、とてもひどい状態でしたが、今、その音色は
命を取り戻し、多くの人々に感動を与えています。
再デビューは、同時多発テロのメモリアルコンサート。

無名のピアニスト、Simone Dinnersteinはこのピアノとであったことによって、
すばらしい演奏家としての地位を獲得しました。

自分の楽器で自分の音色を表現するコンサートをすることができない
ピアニスト。例外は、ミケランジェリくらいでしょうか。
それでも、ピアノは使命も運命も、そして、演奏家の一生を左右する力も
あるのです。




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